アウフヘーベン〜小池百合子さん

 今回の選挙の結果は複雑だった。

 枝野さんが第一野党の党首になったことは歓迎すべきことだけど、本当のところ私は小池百合子さんにも期待していた。

 

 小池百合子さんの「排除いたします」といった言葉が足を引っ張ったとどこかで見た。でもそれを言うなら自民党の二階堂幹事長は、森友、加計問題を、報道陣の前で

「あんな些細な(だったか、とにかくちっぽけなというニュアンスの言葉)こと‥、」と言いそうになって、たいして動揺することもなく口をつぐんで言い直した。

 男なら許される失言が、女性だと格好の攻撃対象になって、結局表舞台から引き摺り下ろされる。

 

 小池百合子さんには感謝している。

 

 それはとても意味深い言葉を教えてくれるからだ。

 「アウフヘーベン」日本語では止揚、弁証法的発展では、事象は低い段階の否定を通じて高い段階へ進むが高い段階のうちに低い段階の実質が保存されること。(広辞苑より)

 

 ドイツ語圏を旅して思ったけど、ドイツ語は単語が長い。

 でもおそらくこの単語のように、一語が持つ意味が深いのだろうと察する。

 

 これは今の私の状況で言えば、愛想が悪いだけではない、不快な言動までするアパートのコンシェルジュとの関係性を何がしかの形で否定することが可能になり、その行為を通じてより高い境地に到達するが、私は同じアパートに住んでいるので、そのコンシェルジュとの関係性は継続している、というようなことなのだろうか?

 

 言葉をひとつ知るだけで、ひとつ希望が持てる。

 

 そしてこのような言葉を知らないからといって、小池百合子さんは横文字が多いとぼやくのではなく、小池百合子さんの使う言葉がもたらす新しい世界をのぞいてみたらいいと思う。私は小池百合子さんが政治の第一線でこれからも私たちに新しい驚きを与えてくれることを望む!

オノマトペ

 オノマトペってすごいかも、と思ったので記事を書いています。

 

 ちょっとイライラしているとき、私の犬はとても敏感なので、私のイライラが伝わったらどうしようと、それこそ「ビクビク」することがあったのだけど、犬の歯磨きをするときに、犬を「なでなで」と言いながら撫でてあげているうちに、自分の気持ちが穏やかになっていくことに気付いた。

 

 すごい!オノマトペ。

 

 「キラキラ」、「ワクワク」、「イキイキ」、他にもあるかな、気持ちをラクに、明るくしてくれる擬態語の言葉。

 探してみよう。

愛は行動を伴うものである〜マザーテレサ

 シュテファン寺院の中で、マザーテレサの写真が飾られている一角があった。私はマザーテレサの言葉が好きなので、館内チケットを売っていた男性に、この教会とマザーテレサはどんな関係があったんですか?と、具体的なエピソードを知りたくて尋ねたのだけど、よく聞き取ってもらえなかったのか、「ここに飾られている人たちはみんな関係者だよ」とぶっきらぼうに答えてもらっただけで、その関係性は結局その人からは教えてもらえなかった。

 察するにカトリック教徒として飾られているということなのだと思う。

 

 昔「愛しているといってくれ」というドラマがあって、主演は常盤貴子さんで、私はこのドラマを観たときに、初めてシナリオライターになりたいと思った。虚構のストーリーが、人の心をこんなに揺さぶるのだと初めて知った。

 

 それは、耳が聴こえなくて、自分の言葉で話すことを決してしない豊川悦司さん演じる恋人が、ずっと愛していると声で言ってほしかった彼女を引き止めるために、反対方向のプラットフォームから絞るように「愛している」と言って彼女を引き止めるシーンだ。

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モーツァルト

 七夕の短冊に、大きくなったらウィーンに行くと書いた時から憧れていたウィーン。本当に行って良かった。音楽をやっている人はいつか行くといいと思う。

 小学一年生の頃から高校生までずっとやっていたピアノを、今年の春から再開した。膝が痛くて茶道をお休みしていたので、それに代わるお稽古を探していたのだ。

 お友達に紹介してもらった先生は、私が子供の頃の先生とは違って、やりたい曲を弾かせてくれる。のだめちゃん(のだめカンタービレ)のピアノを聴いてから、いつか弾いてみたいと思っていたモーツァルトのトルコ行進曲を今は弾いている。

 

 モーツァルトは弾いていると自分の心がどんどん軽やかに舞い上がっていくような気持ちになる。

 子供の頃にモーツァルトを弾かせてもらえていたら、私はもっともっと一生懸命ピアノに取り組んだだろう。

 今ピアノに挫折しそうな人、その地道な練習を積めば、モーツァルトのような自分の心が本当に嬉しくなる曲を弾くことができるようになる。だからあきらめないでほしい。

 

 ウィーンのシュテファン寺院で初めて知ったけど、モーツァルトはシュテファン寺院で洗礼を受けた。モーツァルトの息子も同じように洗礼を受けたというから、モーツァルトは敬虔な信徒だったのだと知った時、だからこんなに心が舞い上がるような曲を作ることができたのだと、本当に実感することができた。

 

 シュテファン寺院の帰り道、すぐそばにペーター教会があって、この教会も立派な建物だったので入ってみたら、ミサが始まるところで、思いがけずミサに参加してしまった。神父さまのお話はドイツ語で当然わからない。でも見よう見まねで参加していたら、賛美歌が始まった。その時、どうしようもなく感動して、涙がこぼれてしまった。

 ウィーンで最初に味わった感動は、ペーター教会のミサの賛美歌。

 正直、オペラ座で観た、オペラ「トスカ」よりも感動した。

 ウィーンには音楽を愛する人の心を満たす本当の音楽があると思う。

 

ドラマに胸キュン✨「アシガール」

 テレビジャパンで「アシガール」を観ている。

 第7回は負傷して現代にタイムスリップしていた若君が傷を完治して、現代から戦国時代に戻ってくる回。

 

 若君の命を狙った嫌疑で牢獄につながれていた唯(主人公、黒島結菜ちゃん)が殿の前で詮議を受けている最中に、皆の前に戻ってくる若君。

 詮議中に風邪で倒れてしまった唯を「このような目に遭っているとは」、と言って最後には抱きかかえる若君と、エンディングでもう一度しか使えないタイムマシーンを、二度使えるから一度現代に帰り、また戻って来いと唯に嘘をつき、静かに去っていく若君に胸キュン✨

 侍ってカッコイイ!!!(久しい思い出では「あさがきた」?朝ドラの五代様)

ウィーンの街角で

 ウィーンの街の中央にあるシュテファン寺院裏にあったお花屋さんで。

 ヨーロッパの街はもうすでにクリスマスの準備が始まっていました。

 右下はアマリリスの鉢にクリスマスオーナメントを添えて。アマリリスの花言葉は「あなたは美しい」。

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きらきらひかる

 

きらきらひかる (新潮文庫)

きらきらひかる (新潮文庫)

 

 

 ずっと昔に、江國香織さんの「きらきらひかる」という小説を読んだことがあるけど、それが「ぎらぎらひかる」だと全然話は変わってくる、といった内容のことを昔書いていたブログの中で書いたことがある。

 あのころ私は同じくニューヨークに住んでいて、一時帰国した時の美容院で、女性誌を見ていたら、その書いている人たちの欲望や、この内容を読むだろう人の欲望がとてもダイレクトに伝わってきて、ぎらぎらしてると思った。こういうことは日本語が非日常の生活をしているから余計に日本語が直接的に身体にも心にも響くからなのだろうと思う。

 

 

 先週オーストリアのウィーンから帰ってきました。

 オーストリアのようなドイツ語圏を旅したことは初めてだった。ウィーンにはマックもスターバックスもあるけど、ウィーンの人々はアメリカのことなんてまったく意識していない。それを感じて、日本はアメリカに毒されてる、なんて思ったりもした。日本にはアメリカで流行したものを追う傾向があるし、小さな国だから仕方ないのかもしれないけど、いつもアメリカの動向をいろいろな側面から気にしている。

 それは経済的、政治的にアメリカに依存しているからだけではなくて、日本人らしさみたいなものが希薄だからだとも思う。

 ウィーンの人たちは、自分たちのライフスタイルがはっきりと確立されている。

 そして、音楽が人々の暮らしに根付いている。それは宗教が暮らしに根付いているから。そしてチャペルの中に宗教とともに音楽がある。 

 チャペルはキャンドルの光で輝いていて、スワロフスキーがオーストリア由来のブランドだと今回初めて知ったけど、ウィーンの街はきらきらが大好き。

 雑貨屋さんには100ユーロ台の手頃で素敵なシャンデリアが売られているし、他にもきらきらした雑貨がたくさんあった。