古の愛の世界

源氏物語 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)

 一昨日、こちらで知り合ったアメリカ人の女性と言語交換をした。彼女には私の英語を直してもらい、私は彼女の日本語を直す。

 私がいつも異国の日本語を学ぶ人について思うことは、なぜ日本語に興味を持ったのだろうということだ。

 彼女にも尋ねてみた。

 ティーンネイジャーの頃に源氏物語を知って、その世界に魅了された、と彼女は仰っていた。私が生まれた年に日本に初めて来て、そして来月から2度目の日本訪問。

 毎日1時間のネットでの日本語学習も欠かせないとのことだった。

 その彼女の日本への情熱に私は憧れる。私の中にこんなに心焦がれるものがまだあるだろうか。

 そして彼女をいざなった古の愛の世界はどんな風に彼女に映ったのだろうと夢想してみる。

 彼女の旅が素敵なものになりますように。