きらきらひかる

 

きらきらひかる (新潮文庫)

きらきらひかる (新潮文庫)

 

 

 ずっと昔に、江國香織さんの「きらきらひかる」という小説を読んだことがあるけど、それが「ぎらぎらひかる」だと全然話は変わってくる、といった内容のことを昔書いていたブログの中で書いたことがある。

 あのころ私は同じくニューヨークに住んでいて、一時帰国した時の美容院で、女性誌を見ていたら、その書いている人たちの欲望や、この内容を読むだろう人の欲望がとてもダイレクトに伝わってきて、ぎらぎらしてると思った。こういうことは日本語が非日常の生活をしているから余計に日本語が直接的に身体にも心にも響くからなのだろうと思う。

 

 

 先週オーストリアのウィーンから帰ってきました。

 オーストリアのようなドイツ語圏を旅したことは初めてだった。ウィーンにはマックもスターバックスもあるけど、ウィーンの人々はアメリカのことなんてまったく意識していない。それを感じて、日本はアメリカに毒されてる、なんて思ったりもした。日本にはアメリカで流行したものを追う傾向があるし、小さな国だから仕方ないのかもしれないけど、いつもアメリカの動向をいろいろな側面から気にしている。

 それは経済的、政治的にアメリカに依存しているからだけではなくて、日本人らしさみたいなものが希薄だからだとも思う。

 ウィーンの人たちは、自分たちのライフスタイルがはっきりと確立されている。

 そして、音楽が人々の暮らしに根付いている。それは宗教が暮らしに根付いているから。そしてチャペルの中に宗教とともに音楽がある。 

 チャペルはキャンドルの光で輝いていて、スワロフスキーがオーストリア由来のブランドだと今回初めて知ったけど、ウィーンの街はきらきらが大好き。

 雑貨屋さんには100ユーロ台の手頃で素敵なシャンデリアが売られているし、他にもきらきらした雑貨がたくさんあった。